職場の所長と嫁

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知り合ったのは俺が大学3年の時。

バイトしてたコンビニに当時高2で17歳の、顔は中の中だがもうはちきれんばかりに胸のデカい、俺の嫁になる彼女が入ってきた。

巨乳バカ一代の俺は興奮した。

彼女は物静かだが明るくて礼儀正しく気配りもできる女性だった。

誰からも好かれた。

後に俺と彼女の交際を知った、気難し屋で人物評価の辛いオーナーですら跡取り息子の嫁にしたかったと言ってたくらいだった。

大してイイ男でもない俺になぜか彼女は好意を寄せてくれて交際は始まり、とにかく馬の合った二人は学校を卒業してほどなく結婚した。

既に彼女の家に出入りして両親からも認められてたからか、早すぎる結婚も反対されなかった。

彼女は処女ではなかった。

俺と知り合う半年前に元カレと3回していた。

彼女はまだ快感を得るには至っていなかったが、やがて快感を覚えていった。

若い二人はそれなりにやりまくった。

俺もあまり経験はなかったし事実俺は彼女をイカせることはできなかった。

(ローターではイったが)

けど、回数はけっこうやってた。

彼女は、俺とのsexに不満というのはなかったと思う。

別に俺が満足させてたとかじゃなく、男は俺と元カレの2人しか知らないし、

「sexってこんなもの」

という風に思ってただけで、言わば他の世界を知らないに過ぎなかっただけだが。

俺は就職して本社での研修見習い期間を経て某地方に転勤になった。

知り合って3年、倦怠期とまでは言わないが当然に新鮮味は薄れる。

普通にsexはしていたが、一種のルーティンワークの感は否めなかった。

ある日、嫁が他人とsexする夢を見て、やたらと興奮した。

いくらなんでもそれは人として終わってるだろう、必死になって打ち消そうとしたが、ちょっと無理だった。

凄く刺激的だった。そんな自分が嫌になった。

夢の話を嫁にしたら一笑に付された。

ビデオ屋に行くと、自分の妻を他人に抱かせて興奮するなんて作品がちらほらある。需要があるということは、そんな性癖は俺だけじゃないんだなと妙に得心してしまった。

それからやたらと寝取られの話を嫁にするようになった。

嫁は相変わらず笑っていて、取り合わなかった。

ある週末、寝取られ系のDVDを借りてきて二人で見ていた。

嫁はAVを見るのはこれが初めてではない。

俺が借りてきて早送りしつつプレイのシーンだけ見てたりしてた。

女もAV見て興奮したりするのかな?

と思って見終わった後にパンツに手を突っ込んで濡れてるかどうか確かめたりしてたが、男と女は性に対する感性が違うのか、嫁はツッコミ入れたりして笑ったりとAV見て興奮し濡れるということはいままでなかった。

が、その日、その寝取られモノのDVDを二人無言で早送りもせず見ていた。

鑑賞中、妙なほど、気まずくなるほど二人は無言だった。

見終わって、しばし沈黙が続いたあと、俺は何も言わずに嫁のパンツに手をのばした。

嫁は妙に恥ずかしがって抵抗したが構わずに手を突っ込んだ。

嫁のあそこは有り得ないほど濡れていた。

その日のsexは久々に刺激的で興奮した。

その日、嫁はやたらと自分で自分の爆乳を指が食い込むほど強く揉みしだいていた。

いつもはそのようなことはない。

そんなちょっとした変化から、俺は嫁がいつもとは違うと感じ取った。

普段はAVを見ても興奮するわけではない嫁が、食い入るようにジッと無言で見ていた。

(画面を見つめる目つきがちょっとヤバかった)。

妻が何度も固唾を飲み込む、その音まで聞こえてくるほど終始無言だった。

そしてアソコははしたないほど濡らしていた。

sexの最中に訊くのは水を差すことになるかも知れんと思ったから訊かなかったが、でも鉄は熱いうちに打てと思った俺は終わってから訊いた。

何故寝取られ系のAVを見て興奮したのか、イヤミにならないように。

嫁の答えはイマイチ要領を得なかったが、俺は嫁にそれとなく他人とのプレイについて訊くと、ビックリして有り得ないといった表情で

「ムリムリ、あれは別の世界の話」

とまるで宇宙旅行に行くレベルの話でもしてるような反応だった。

嫁は俺のことを相当にsexの上手い男と思い込んでいる。

元カレとのsexでは気持ちよくならなかったが、俺とのsexで初めて快感を得られたからというのがその理由だった。

嫁の性に関する知識の貧弱さが窺い知れる。

回数こなすうちに誰でもそれなりに気持ちよくなれるものなのに。

無理からぬことだった。

嫁の周りに男遊びの激しい子がいれば耳学問でその手の知識も入ってくるだろうが、嫁も嫁の友達もどちらかといえば地味な子ばかりで、環境的にもそれはなかったから。

友達は吹奏学部とか受験勉強まっしぐらとかそんなのばかりだった。

生まれてからずっと貧乏なのと、金持ちが貧乏になるのとでは、同じ貧乏でも訳が違うのと同じ理屈だ。

嫁は井の中の蛙だったのだ。

そんな理由で嫁はsexに関しては不満はないと、他の男と…なんてとんでもないとのことだった。

「ま、それはそれでいいし、寝取られなんてバーチャルで楽しむ程度がいいのかも、」

とも思ったりもしたが、ちょっと自分にブレーキをかけられなかった。

休みの前夜、sexする前とかに寝取られ、スワッピング、3P4P、黒人の巨根にハマって風俗嬢になってまで貢ぐ女、タイのまだ年端もいかない少年に溺れる日本人OLの話など、3流週刊誌によく載ってあるような内容の話をした。

「おまえの知らない世界がある。でも、実際に世の中にあることなんだ。しかしそれは人間の心の奥深くに潜む抗えない性なんだ。」

「褒められたことじゃないが、でも理性と理屈だけで割り切れるほど人間は高等な生物じゃないんだ。」

そんな屁理屈をこねた。

自分でも必死過ぎだなと心の中で苦笑した。

別に俺の屁理屈が効を奏したわけじゃないけど、俺のしつこさに頑なな嫁もついに折れた。

こういうプレイではありきたりだが、

「俺が喜ぶなら…」

という理由だった。

だが俺は相手探しに手を尽くしたわけではなかった。

どう探したらいいものか見当がつかなかったし、そこは慌てず焦らず行こうと思っていた。

嫁は仕事をしていた。

中堅程度の運送会社の子会社でパート事務員をしていた。

敷地内に一階平屋の建物があり、親会社の事務所の隣が嫁の勤める会社の事務所。

親会社には所長以下男性社員3人、嫁の会社には嫁1人だけだった。

そこのN所長のことは嫁からよく話を聞いていた。

嫁が言うにはとにかく温厚で穏やかで腰も低く、部下に声を荒げることもないという、いわゆる理想の上司像そのものだった。

俺の勤める会社の先輩が極くまれにその会社に行くことがあるらしく、その先輩もNさんのことをベタ褒めしてた。

嫁はいい職場を見つけた、その程度の感想だった。

俺も一度見たことがあるが、背は170あるかないか、若い頃はイケメンだったろうことを窺わせる端整な顔立ち、やや痩身気味、頭には白髪がまじっていた。

見た感じ目つきはやや鋭い。

嫁曰く、43歳既婚者で、3人の子持ち、単身赴任らしい。

俺は嫁に

「N所長はどう?」

と軽い気持ちで訪ねたら

「あの人ならOKかな…、でもそういう展開にはならないと思う」

との答えだった。

俺は、23も年上のおっさんにOKを出した嫁を意外と思ったが、嫁に言わせたら年齢や容姿ではなく「安心感」が大事と言った。

嫁はN所長にそれなりに心酔しているところがあるのだろう。

それから半年、何も動きはなかった。

ただ、セックスの際にAVを見ながら、

「お前がこんな中年のおっさんにしゃぶりつくされてるのを想像したら興奮する」

とか言うと、嫁も俺が興奮する姿を見ると変な気分になると言ってきた。

嫁にも少し変化が見られた。

あとは相手を見つけるだけだと思っていた。

嫁はN所長が会合等集まり事で出掛ける時は偶に嫁を秘書代わりに連れて行くことがあった。

その際、Nさんと一緒に昼食をとり、色々と話をしてたりしてた。

その際、Nさんはそれとなく遠回しに嫁のことを部下としてだけじゃなく、女性としても魅力があるといったようなことを、全くいやらしい感じをさせずに漏らしたりもしたという。

嫁の話から、Nさんは嫁によくしてくれていて、嫁のことを気に入っているのがわかった。

親会社の正社員になれるようにしてやるという話もあったが、俺がいつ転勤になるかわからないので感謝しつつ丁重に辞退したりもした。

当然だが、嫁も目をかけてもらって心底嬉しいようだった。

ある週末に、業界団体の会合というかちょっとしたパーティがあり、嫁は同行しないか誘われた。

嫁は、旦那に聞いてから返事をすると答えを保留した。

前日に話をきかされた俺は嫁にOKを出しつつ、多分ないだろうと思いながらも嫁にレクチャーした。

Nさんが巨乳好きかは知らんがとりあえす胸を強調する服を着て行け。

酒は飲め、酔ってなくても酔ったフリをしろ、そしてドン引きされない程度に甘えろ。

嫁ははんの少しだけ微笑みながらただウンウンと小さく頷いた。

俺はその表情に興奮した。

ちょっと怯えているように見えた。

明日、俺以外の男に抱かれてしまうことへの覚悟の表情にも、諦めの表情にも見えた。

その日の晩、嫁はあまりしゃべらなかった。

いつも元気で明るく笑顔を絶やさない嫁だったがその日の晩は心なしか暗かったように思えた。

仕事が終わって一旦帰宅し、それから出掛けることになっていた。

俺は嫁が既に出かけたあとに20時位に帰宅したのですれ違いだった。

明日は休みだったし、別に遅くなっても構わないが、どちらに転んでもメールで一報くれるように頼んでおいた。

嫁は食事の用意をしてくれていたが、とても箸をつける気にはなれなかった。

俺はそわそわして風呂上がって酎ハイを空きっ腹に流し込んだ。

すぐに酔いがまわってきた。

欝な気分と妙なハイテンションでいるところに、メールの着信音が鳴った。

嫁からだった。

22時位だった。

「ホテル」

とただそれだけだった。

胸に杭が貫通したかと思うほどドキッとした。

悶々と過ごしながら欝勃起。

「ああ、あいつNさんに今頃抱かれてるんだよなあ」

「ヨガりくるってんのかなあ…」

と小ぶりな自分のイチモツを弄りながら思った。

嫁は3時位に帰宅してきた。

何と声をかけていいのかわからなかった。

嫁は驚いているというか、恥ずかしいというのとは違う、やはり驚いたというのがしっくりくる表情だった。

嫁が一旦シャワーを浴びたあと、やや時間を置いて、はやる気持ちを抑えて努めて落ち着いて訊ねた。

やはり、sexのあれこれを女は開けっぴろげに語りたがらない。

口が重い。

こちらが色々と訪ねて聞き出すしかない。

嫁に酎ハイを勧めた。

嫁もグビグビ飲んだ。

嫁はあまり酒が強くない。

ほどなくして嫁は酔いが回りだした。

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